健康寿命と肺炎球菌感染予防

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  1. 悪性新生物
  2. 心疾患
  3. 肺炎

さて、上記の項目は何の順番でしょうか?

我々の健康寿命を奪う『日本の死因上位3位』です。
1位の悪性新生物はいわゆる「がん」のことですね。また、肺炎は1970年代では死因ランキングとしてはもっともっと低かったのですが、近年ずっと上昇傾向にあり等々3位までになってしまいました。

原因の1つとしては、「高齢化社会」による、死亡数の増加も影響しております。

日本はどこの国も経験したことのない高齢社会をむかえている事実

下記、内閣府公表の資料を引用する。
先進諸国の高齢化率を比較してみると、我が国は1980年代までは下位、90年代にはほぼ中位であったが、平成17(2005)年には最も高い水準となり、世界のどの国もこれまで経験したことのない高齢社会を迎えている。

高齢社会の日本

参考:内閣府(Cabinet Office, Government Of Japan)サイト

この事実は、日本に住む全員が受け入れないといけない事態である。だからこそ日本国は国の施策として健康増進、病気の予防対策など施策を打ち出しているのです。

肺炎球菌による死亡の約95%は65才以上の高齢者

肺炎球菌とは、肺炎などの呼吸器の感染症や全身性感染症を引き起こす細菌のことであり、肺炎レンサ球菌とも呼ばれるものである。

肺炎球菌感染症は免疫機能が低下すると感染しやすくなります。つまり、免疫機能が未発達な乳幼児である5歳未満、65歳以上の高齢者で感染率が最も高くなります。

肺炎球菌は肺に細菌が侵入し、肺炎を起こす以外にも、髄膜炎、中耳炎や菌血症など他の箇所にも感染症を引き起こすところが非常に恐ろしいのです。

 

健康な成人は免疫力があるため、喉や鼻の奥に潜伏しているは「肺炎球菌」は感染症を引き起こすことはあまりありませんが、ひとたび体調不良などで免疫が一時的に低下すると、上記の感染症(肺炎を中心に髄膜炎、中耳炎や菌血症など)を引き起こしてしまう可能性があります。

また、咳やくしゃみにより細菌を吸い込んでしまった人が免疫力の低下をしている高齢者や乳幼児であったならば、感染リスクは非常に高くなります。

日頃からの健康管理が大事ですし、他には65歳以上であれば、成人用肺炎球菌ワクチンの接種もあります。お住まいの自治体(市区町村)や医療機関によって料金なども異なるので、相談してみるとよいでしょう。

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